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299話

「もし本当にそうだとしても、彼女が私をどう仕込むっていうんだ?むしろ俺が得するだけじゃないか?今は義叔母さんも家にいないし」

「秋水、今義叔母さんいないけど、俺がマッサージしても大丈夫なのか?」

「大柱お兄ちゃん、見殺しにするの?私がマッサージしてって頼んだのよ、何が問題なの?まだ怒ってるの?もし手伝ってくれないなら、義叔母さんが帰ってきたら、あなたが本当は仲直りする気がないって言いつけるわよ!」

「それは——」

俺はちょっと進退窮まってしまった。

考えてみれば、マッサージしたところで、別に問題ないだろう?彼女が義叔母さんの前で俺のことを何と告げるというのだろう?

「わかったよ、揉ん...