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2861話

その後、李大柱は二人に県城に戻るよう告げ、後で自分を迎えに来るようにと言って、自分は山に登った。

慈雲寺に戻ると、花も草も一つ一つが懐かしく感じられた。

今や、この寺で自分が気にかける人物は真智、真性、そして花伯だけとなっていた。

大殿が破壊されたため、尼僧たちの生活と修行は後院に集中し、自由な時間も増えていた。

取り次ぎを通じて、李大柱は住持の浄空師太と対面した。

まず彼は如夢の件について報告し、約半月以内に寺に戻れるだろうと伝えた。

次に劉元慶の寄付の話に触れ、五十万元の小切手を住持に手渡した。

住持は喜びに満ち溢れ、寺院の再建後には必ず彼の名前を功名板に刻むと約束した。

最後に寺院の修復...