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2804話

麻杆は手を伸ばしてドアのベルを押した。

数分後、中から男の声が聞こえてきた。「誰だ？」

「宅配便です」麻杆は声を張り上げた。

「宅配便なんて頼んでないが」中の人物が答えた。

「住所は間違ってないはずです。『黎渊』さんとありますが、あなたではないですか？」

中の人物はそれを聞くと、ドアを開けた。

外の人物をよく見る間もなく、肥牛が突進し、体当たりでドアを押し開け、残りの者たちもそれに続いて一気に中へ入り込んだ！

中の男性が驚き戸惑っているうちに、李大柱たちはすでに部屋の中に突入していた。

「お、おまえら何をする気だ？」男性は慌てふためいて叫んだ。警察官の姿を見るとさらに顔面が蒼白になった。

李大...