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2776話

彼女はもう浄空に報告していて、浄空もとても心配していた。彼女にできることといえば、時間を見つけては彼と話をすることぐらいだった。

李大柱は重い気持ちだった。彼の心の中で、花伯とは既に父子のような絆で結ばれていた。

彼は花伯に市内で暮らして、あちこち気分転換をしてほしいと思ったが、花伯は断った。もう動きたくない、ただ静かに寺で過ごしたいのだと。

花伯が李大柱に唯一望むことは、自分が死んだ後、花娃の面倒を見てやってほしいということだった。

李大柱は苦い思いを感じた。この老人も若い頃は風流で颯爽とした男で、奔放に生き、多くの人と交わってきた。しかし晩年になって、天倫の楽しみを享受できず、そばにいるの...