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2499話

「まあ当然だろ、俺が兄弟たちをもっと連れてけば、あいつは逃げられねえさ!」

「人数じゃねえ、質だ。ああ、これは親分に話して、判断を仰がないとな」鄭天龍は携帯を手に取り、寝室へ電話をかけに行った。

十分後、鄭天龍が戻ってきた。

「親分はこの計画に同意してくれた。ただ、計画を確実にするために、馬奎の連中をこの件に参加させるってさ。奴らが先に『千野大橋』で待ち伏せして、お前は李大柱を追いながら、連中と連絡を取り合え」

「龍兄貴、組の仕事になんで馬奎の連中が首を突っ込むんですか?俺たちだけじゃ李大柱に対処できないってことですか?」黒皮は不満げに言った。

「お前に何がわかる。馬奎の連中を甘く見るな...