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2453話

「バカね、もし小軍に見つかったらどうするの?それに、あなたを山から連れ出す理由もないわ!」

「じゃあ、いいわ」

話しているうちに、二人は庭の入り口に着き、如雨は不機嫌そうに中へ入っていった。

李大柱は多くの尼僧たちが既に庭にいるのを見た。庭の中央には桃の木があり、今は三月の春、桃の花が満開で、その美しさは言葉では表せないほどだった。さらに目を見張ったのは、桃の花の下に立つ、仙女のように美しい女性の姿だった。

その女性が誰かは聞くまでもなく、慈雲寺で最も美しい尼僧—如夢に違いなかった。

桃の花の下に立つ佳人は、まさに人面桃花相映紅という光景で、花も美しければ人はさらに美しく、李大柱は思わず見とれ...