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2414話

「うん、わかったわ」

「ねぇ、この子が生まれたら私の姓を名乗らせるけど、いいでしょう?」

「構わないよ。俺の姓だと、お前が両親に説明しづらいだろうし」

「あなた、この間私のこと恋しかった?」

「ああ、恋しくないわけないだろ。そういえば、大勇たち三人もよくお前のことを話題にしてるよ。いつか機会があったらまた会えるって伝えておいたよ」

「あの三人、今どうしてるの?」

「今じゃ俺の右腕になってるよ。普段はふざけてるように見えても、仕事となると手際がいいんだ」

「あの時はただの不良だったのに、今じゃちゃんと役立つ人間になったのね」

「それもお前のおかげだよ。お前が彼らを受け入れてくれなかったら、今の彼...