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2348話

「お前の罪状は署に戻ってから話し合おう。先に別の件を聞かせてもらおうか」と劉警官は言った。

口ひげの男は顔を上げ、困惑した表情を浮かべた。

李大柱が言った。「今日、市場で米を買った大柄な女性を乗せたのか?」

口ひげの男はそれを聞くや否や、一筋の希望を見出したように言った。「ある食料品店の前で女性を乗せましたよ。きっとその人です」

「それで、どこへ連れて行ったんだ?」

「もし教えたら、手柄になって罪が軽くなりますか?」

「余計な駆け引きはやめて、早く話せ!」と王超が怒鳴った。

「わ、私は彼女を石材工場の近くまで連れて行きました。そこで降りたんです」と口ひげの男は答えた。

「じゃあ...