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2329話

「お昼?」

「そうよ、夜は姉妹たちがお祝いしてくれるの」

引き受けるべきか断るべきか?譚軍は迷い始めた。相手の誕生日だし、自分から食事に誘ってくれているし、これくらいなら問題ないだろう?

また携帯が鳴り出した。

譚軍はつい電話に出てしまった。

「軍お兄さん、忙しいの?返事くれないから。会社の入り口で待ってるんだけど、警備員さんが出かけたって」珠珠の甘えた声が響いた。

「ああ、兄貴と用事を済ませてたんだ」譚軍は適当にごまかした。

「じゃあいつ戻るの?」

譚軍は少し考えた。どうせ食事をするだけで変なことするわけじゃない。そう思うと気が楽になった。「もうすぐだよ、今戻る途中だ」

「よかった、待ってる...