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2309話

女は店で塩を一袋買って出てきた。辺りは静かで、彼女は木の陰に隠れていた劉安成に全く気づかなかった。店の女主人もこちらを見回したが、彼に気づかず店の中に引っ込んでしまった。

女が扉を開け、入ってから振り返って閉めようとした時、突然ドアが押さえられていることに気づいた。顔を出してみると、醜い顔つきの男がドアを手で押さえていた。

「何するの？」彼女は驚いた。

劉安成は冷たく笑い、力を入れてドアを押し開け、さっと中に入ると、ドアを閉めた。

女は驚いて数歩後退り、手に持っていた塩も床に落としてしまった。「あ、あなた誰？」

「俺が誰かなんてどうでもいい。劉二を知っているだろう？」

女はそれを聞...