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2305話

「ここでいいの?」譚軍はおずおずと尋ねた。

「そうよ」珠珠は譚軍の間の抜けた様子を見て、口元を引き締めて笑った。

「じゃあ、始めようか!」

「服を脱いでくれる?」

「えっと、全部脱ぐの?」

「いいえ、パンツだけ残せばいいわ」

「あぁ」譚軍は慌てふためいて服を脱ぎ始め、珠珠は暖房をつけた。部屋の中は特に寒くは感じなかった。

「横になって。まずは背中をマッサージするわ」

譚軍は言われるがままにベッドに横向きに寝ころび、温かい手が自分の肩に置かれるのを感じた。

「この力加減はどう?」

「いい、いいよ」彼には適切かどうかなんてわからなかった。ただ気持ちよければそれでよかった。

「緊張しなくていいのよ、...