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2251話

「それじゃ」と言い残して、如水は急いで立ち去った。

「大柱お兄さん、私は本当に何でもないの。如水に呼んでもらったわけじゃないわ」如烟は恐る恐る言った。

「俺が悪かった。ちゃんと気にかけてやれなくて。見てみろ、すっかり痩せてしまって。帰ってきてからずっと忙しくしていたけど、許してくれるか?」

「大柱お兄さん、怒るわけないじゃない」

「聞きたいんだが、如雨と俺のことは知っているか?」

「知ってるわ。如水が教えてくれたの」

「全部話したのか?」

「全部って?どういう意味?彼女はただ、あなたと如雨が付き合い始めたから、理由もなく私を振ったわけじゃないって言っただけよ」最後の数言葉は、如烟...