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225話

「いい人について行けば、いい人になれるっていうけど、巫女に付いて行って踊ったって、神様降りてこないわよ!ふん!」

梅子は私を睨みつけて、ベッドシーツを片付け始めた。

「だからさ、私は偽の嫁なんていらないんだよ。一緒に寝られる嫁が欲しいんだ」私は本音を言った。「お前が隣で寝てると、本当につらいんだ。だから、出て行ってくれって本気で言ってるんだ!」

梅子は振り向いて、「両親はどうするの?高血圧になっても構わないの?」

「家では演技するしかないけど、町に戻ったら別々に住もう。お互い干渉しないで!」

そう言えば、堂叔母さんと『関係』を持てるようになる。この状況は堂叔母さんに必ず話さないと。梅子の夫とい...