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2242話

「まぁいい、他の人に聞いてみるよ」

「慌てるな、お前が老土村の人間だと確かなのか」

「それは断言できないが、理屈で考えれば、そうじゃないかな。この天子山の近くに他の村はあるのか?」

「あるにはあるが、一番近いのはうちの村だがな」

「じゃあ、まずはこの村から当たるしかないな」

「そうだな。だが、お前のような聞き方じゃ結果は出ないだろう。村の年配者に聞いてみるといい。彼らの方がよく知っているかもしれん」

「言われてみればそうだな。誰に聞くべきだろう?」

劉二はしばらく考えてから「孫老に聞いてみろ。彼は若い頃、村の活動家だったからな」

「わかった、どこに住んでる?」李大柱はかすかにその名前を聞いたこ...