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2160話

「それを聞いて、如雪はようやく嬉しそうな表情を浮かべた。

如法が尋ねた。「もし旦那様が線香一本燃え尽きるまでに誰も捕まえられなかったり、五人捕まえられなかったらどうする?」

「何人足りないか、その分だけお酒を飲むのよ」と如花が答えた。

みんな揃って賛同の声を上げた。

そこで、一同は居間を片付けて、空きスペースを作った。おおよそ三十数平方メートルほどで、それほど広くはなかったが、それがかえって刺激的だった。

誰かが神棚の香炉に線香を一本立て、その線香が燃え尽きるまでは二十分ほどだった。

李大柱は目隠しをされ、居間の中央に連れて行かれて立たされた。自ら数回くるりと回った後、ゲームが始まった。

六人...