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2153話

「あのディベロッパーとの接待に行ってきたんだ。あのビルの内装工事を受注したくてね」と佘成龍が言った。

「うまくいった？」

「ほぼ片付いたよ。もしダメなら、義父に顔を出してもらおうかと思ってる」

「ふん、あんたはいつも私の父を利用するばかり」

「僕たちは家族じゃないか。そんな言い方しないでよ」

「家族？じゃあ聞くけど、私たちいつ結婚するの？」

「入籍なんて簡単だよ。年が明けたら行こう」佘成龍は自分がこの肥満女性から逃れられないことを悟り、諦めるしかなかった。せめて彼女にはまだ利用価値があった。金儲けが自分の第一の目的であり、金さえあれば他の女など困らない。それに、壮壮に彼女の相手をさ...