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2066話

「俺は如烟とは関係ないよ」李大柱は否定した。

「関係あるなしなんて知らないわ。早く入ってよ。今ここで誰かに見られたら、面倒なことになると思わない?」

李大柱はこの場から逃げ出したいと本当に思ったが、皮肉なことに足は家の中へと向かっていた。もし本当に逃げ出したら、この小娘がどんな騒ぎを起こすか分からない。

「そう、そうよ。昔の人は『春宵一刻は千金の価値あり』って言うじゃない。時間を無駄にしないようにしましょ」如雨は勝ち誇った将軍のように、男が入ってくると扉を閉め、さらに鍵までかけた。

「如雨、俺は本当に気分じゃないんだ」李大柱は苦い顔で言った。

如雨は手を伸ばし、突然男の股間をぐいっと...