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2056話

二人が出ていくと、ちょうど真智が歩いてくるのが見えた。

「真智師太！」如香は彼女に声をかけると、立ち去っていった。

実は真智は立ち去る際、如水と如香が後院に戻っていないのを見て、心の中で何となく察していた。彼女たちに機会を与えようと後院に戻り、休んだ後、心配になってここまで来たのだ。到着すると、門が内側から閉められているのを見て、さらに確信を深めた。予想外だったのは、中に入ると、如雨が上機嫌で駆け出していくのを見たことだった。

「どうして如雨がここに？」真智は男に尋ねた。

「はぁ、今日は本当についてないよ。まさか如雨に見つかるとはね」李大柱は長いため息をつき、苦々しい表情を浮かべた。

「一体何...