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2004話

「じゃあ女を用意して『仙人跳び』をやるってのはどうだ?写真を撮って、強姦罪で訴えるとか」麻杆がまた案を出した。

「そんなことしても、趙有勝が庇うだろう。数年刑務所に入れたところで、郭亮が主を裏切るとは限らない。それどころか、俺たちの正体がバレる危険性もある」李大柱は以前からこの案を考えていたが、リスクが高すぎると感じていた。

肥牛が目をきらりと光らせて言った。「兄貴の考えはわかったよ。あいつの弱みを見つけて、的確に攻めれば、向こうから折れてくるってことだろ?」

「そうだ、さすが肥牛は頭がいい。郭亮には自ら進んで趙有勝を告発してもらわないと、後々面倒なことになる」李大柱は満足げに言った。

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