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1972話

「あんた、また人とあれしたいんか?」小小は男の腕を取り、門の中へ入った。

「へへ、一人で寝るのは寒いからな、もちろん会いたかったよ」

「この助平!」

「男なら誰だって助平だろ?」

二人はすぐに部屋に入った。大栓が言った。「小小、お金はもう渡したけど、まだ車買ってないのか?」

「あらあら、信用してないんかい?」小小は不満げに言った。「言ったやろ、私が欲しい車種はもう少ししたら入荷するって。それに値引きもしてもらえるし。信用できへんなら、お金返すから、一人で帰ったらええわ」

「い、いや、そんなつもりじゃない、ただ聞いてみただけだ」

「まあええわ、あんたの気持ちも分かるし。こうしよか、この部屋の鍵を...