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1838話

彼女は李大柱の態度にあまりにも失望していた。この男はちょっと弱すぎる。また香蘭と李大柱の二人があまりにも不謹慎なことにも腹を立てていた。これでは、自分の苦労も水の泡になってしまいそうだ。

そのとき、李大柱も台所に入ってきた。「二香、俺のこと怒ってるのか?」

「あなたって…」二香はもう言葉が見つからなかった。ビジネスでは強者なのに、恋愛では臆病者とは。

「怒らないでくれ。こういう言葉もあるだろう『縁があれば、最後には必ず結ばれる。縁がなければ、無理強いしても無駄だ』ってさ」

「そういう考え方もあるけど、あなたは男でしょう?だったら積極的に行動すべきよ。こんな風に何もせずに見ているだけで、...