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1825話

時には彼女は一晩中帰って来ず、朝になると真っ直ぐ台所へ朝食を食べに行くのだった。

彼女は静かに菜園へやって来た。譚軍の部屋のドアは半開きで、人影はなかった。彼女は彼が大殿へ線香と蝋燭を確認しに行ったことを理解していた。彼女は中に入り、テーブルの上のパソコンをいじり始めた。李大柱が去った後、譚軍は彼のパソコンを自分の部屋に移動させ、退屈な時間を潰していたのだ。

しばらくして、譚軍が戻ってきた。

「軍お兄さん、一つ聞きたいことがあるんだけど」

「何だ?」譚軍はドアをしっかり閉めた。

「いつかここを出る気はない?」

「なぜそんなことを聞くんだ?」

「もうここにいたくないの。全然面白くな...