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1803話

「彼に嫌われるのが怖いの。結局、私は譚軍と一緒にいたから」少女の心はいつも繊細だ。

「それは違うわ。大柱お兄さんはそんなこと気にしないよ。私と如香が孤児院で男に酷いことをされた話も知ってるのに」

「でも、やっぱり大柱お兄さんとは何の感情もないし、気が引けるわ」

「ゆっくりでいいじゃない。私が仲人役をするから、二人は知り合っていけばいいの、ね?」

「じゃあ...いいわ」如烟は恥ずかしそうに答えた。

「やった!」如水は興奮して如烟を抱きしめ、その頬に何度かキスをした。

「もう、あなたって変態じゃないの?」

「ふふ、私と如香もよくこうしてるのよ。あぁ、大柱お兄さんはいつ帰ってくるのかし...