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1743話

「親分、俺たちもディスコを何軒か始めましょうよ。すげえ儲かりますぜ」

「それは後だ。連中はどこだ?」

「こっちです」

二人はバーカウンターを通り、一列のVIPルームを抜け、何度か曲がって別の入口に辿り着いた。そこには「Vサービスエリア」と書かれた看板が宙に浮かんでいた。

「前には警備員がいて、入れませんよ」肥牛が言った。

「俺の後ろについてこい」大虎は鼻を鳴らした。

通路の突き当たりには、体格のいい警備員が二人、ゴム製の警棒を持って立っていた。その間には「関係者以外立入禁止」の札が立てられていた。

「おい、お前ら二人、何しに来た?」警備員の一人が二人に向かって怒鳴った。

「遊びに来たんだ」大虎...