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1732話

「なにそれ、大したことないじゃん。元々あなたは王さんと恋愛してるんだし、今の人たちって冗談好きだから、気にすることないわよ」二香は笑いながら言った。

「うーん、でもなんだか落ち着かないのよね」

「大丈夫よ、ゆっくりでいいじゃない。今日は西山に紅葉見に行ったんでしょ?楽しかった?」

「山の景色は本当に素晴らしかったわ。でも人が多すぎて、もう少し静かだったらよかったんだけど」

「それで、王さんは手をつないでくれたの?」二香はにやりと意地悪く笑った。

「ないわよ、王さんはすごく遠慮深いし、それにそんなに早くできるわけないじゃない」

「手をつなぐくらい大したことじゃないでしょ?二人とも大人...