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1726話

「あなた」秀雲は心地よく男性の体を抱きしめ、彼の首筋に顔をうずめた。「すごいわね、ますます上手くなってる」。情事の後、女は極上の満足を得て、まるで咲き誇る花のように艶やかだった。

李大柱は何も言わず、ただ女の髪留めを外して長い髪を解き、優しく撫でながら、額にキスをして愛する人の褒め言葉に応えた。

死地から生還して以来、二人がこれほど親密に過ごせる機会はなかった。今やっと心の内を打ち明ける時が来たのだ。

「あなた、私、嬉しいわ。別の男性をこう呼べるなんて」女の顔には幸せな笑みが浮かんでいた。

「ふふ、君は一生僕だけをそう呼べるんだよ。もちろん他の男にそう呼びかけることはできない。でも、僕...