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1715話

ホールも満席で、三人は片隅に座った。

十五分ほど経つと、料理が運ばれてきて、三人は美味しそうに食べ始めた。

李大柱が食事を楽しんでいると、ふと顔を上げた瞬間、彼は固まってしまった。

なんと二香が一人の男性と個室から出てくるところを目撃したのだ。二人はぴったりと寄り添い、楽しそうに会話を交わしていた。二香の顔は興奮で輝き、手には数袋の買い物袋を提げていた。

李大柱は目をこすったが、間違いなく二香だった。そして彼女の隣にいる男は落ち着いた雰囲気で、髪は薄く、頭頂部は禿げていた。二人は正に出口へ向かっているところだった。

李大柱はいとこの言葉を思い出し、すぐに居ても立ってもいられなくなった。

「如花...