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1710話

「李大柱はりんごを一切れ剥いて、彼女の口元に差し出した。

「あなたって本当に、愛しくもあり憎らしくもある人ね!」女性は口を開けて、りんごを噛みしめた。

「それって、愛の方が多いのか、それとも憎しみの方が多いのかな?」男は にやけた顔で言うと、不意に彼女の頬にキスをした。

「もう、やめてよ!」

「そうだ、教えておくけど、今日の午後から天水市に数日行くことになった。君はちゃんと自分の体を大事にしてくれよ」

「何しに行くの?」

「フィットネス機器を仕入れに行くんだ。知ってるだろ、僕は会社の経営にあまり関わってこなかったから、今時間があるし、少しは力になりたいと思ってね」李大柱は既に言い訳を用意してい...