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1688話

「ふふ、少しは手腕がなければ県委書記の妻は務まらないわ。私も今、あの時の盗撮犯を探しているところよ。もしまだ写真を持っているとしたら大変なことになるわ。いつ爆発するか分からない時限爆弾みたいなものだから」

「そうですね、私もずっとそれを心配していました。あんな卑劣な輩は、簡単に全ての手の内を見せたりしないでしょうから」

「ええ、犯人を見つけ出さない限り、一日たりとも安心できないわ。そうそう、小婷、別のことを聞きたいんだけど」

「何でしょうか?」

「天城炭鉱のことは知ってるわよね?」

「もちろん知っています。県内有数の納税企業ですから」

「あなた、その炭鉱の株は持っているの?」

「...