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1681話

「真智は寺の中で重要人物なんだ。彼女が間に入って取り持ってくれなかったら、李大柱が今のように風のように勢いづいている状況になれるはずがない。彼女の重要性は他の女たちでは代えられないもので、李大柱の心の中での比重も言うまでもないほどだ。

男の温かい唇が彼女の頬を伝わって下がっていった。

真智は男の頭をきつく押さえつけ、十本の指がまるで男の頭皮に食い込むかのようだった。男が唇を這わせる場所から次々と快感が伝わり、立っている彼女の体は絶え間なく震えていた。

李大柱は彼女が軽度のマゾヒスティックな嗜好を持っていることを知っていたので、両手の力加減も荒々しめにしていた。そうした方が彼女の欲望を刺激...