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164話

食事を終えると、私は蘇梅に続いて彼女の部屋へ向かった。

そこで初めて気づいたが、叔父さんと叔母さんの結婚写真がもうなくなっていた。

「あの、大柱、本当に一緒にお風呂に入るの?」蘇梅は恥ずかしそうに言った。

「嫌なら、無理しなくていいよ」私は言った。「そうしたら、マッサージも教えないけど」

「大柱、あなたったら——」蘇梅は口を尖らせた。

「いや、誤解しないでよ」私は言った。「あのね、マッサージを教えるなら、ツボの位置を教えないといけない。服を脱がなきゃツボの位置なんてわかるわけないだろ?それとお風呂に入るのと何が違うの?」

「そういうことだったの。ケチだと思っちゃった」蘇梅は照れ笑い...