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1638話

「はい」

「それで、二人で何をしに出ていったんだ?」浄空の顔色はさらに曇っていた。

李大柱はありのままに、昨夜目を覚ました時に如夢が中庭にいたこと、そして二人で外に出て話をし、お化け屋敷に行ったことを話した。ただし、如夢が驚いて自分の懐に飛び込んできた部分は省略した。

浄空は痛々しい表情で言った。「はぁ、こんな大事な時に、なんてことをしてくれたんだ。考えてみろ、血気盛んな男と美しい尼僧が夜更けに外にいるなんて、他人はどう思うだろう?私は二人が潔白だと信じているが、世間の噂は止められない。分かっているだろう、今回如夢を呼んで仏法を広めようとしたのは、慈雲寺の知名度を上げ、より多くの参拝客を集める...