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1623話

その時、浄空が夢如と心如を連れてようやく駆けつけてきた。

人々は夢如を見ると、私語を交わし合い、講堂内はざわめきに包まれた。

夢如はこれほど多くの人たちがいるのを見て、心中いくらか緊張していたが、幸い浄空が先陣を切って皆に仏理を説き始めたおかげで、場の雰囲気は次第に落ち着いていった。

その後は質疑応答の形式となり、集まった人々が質問し、夢如が疑問を解消していった。

何度かやり取りを重ねるうちに、夢如は言葉一つ一つが珠玉のごとく、滔々と流れるような弁舌で道理を説き明かした。人々は彼女が若いながらも造詣が深く、確かに高僧の風格があると感じ入った。

李大柱は門の外で見張りをしていたため、中の様子は分...