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1530話

二人が振り向くと、香蘭がいつの間にか音もなく台所の入り口に立っていた。彼女は片手を枠に添え、以前よりもさらに青白い顔をしていた。その姿は今にも倒れそうだった。

尼僧たちが次々と昼食を終えて去った後、李大柱は真智を見つけて如夢のことについて探りを入れようと考えていた。

あれほど魅惑的な女性がなぜ尼僧になったのか、この疑問はきっと多くの人を悩ませていただろう。もちろん李大柱も答えを知りたかった。

この寺では、真智は職務上の理由と、謙虚で物事を適切に処理する人柄から、皆が彼女と交流を持ちたがり、彼女が知っていることも最も多かった。

李大柱はずっと院の外をうろついていて、如香と如水も前院に行ったのを...