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1518話

彼が気持ちよく眠っているとき、ふと声が聞こえて目を覚ますと、如香がベッドの前に立っていた。

「お兄さん、早く起きて。外ではお参りの人たちで人だかりができてるわ」男性が目を覚ましたのを見て、如香は甘く微笑み、不意に彼にキスをした。

「何時だ?」李大柱は起き上がった。

「八時よ。あなたに麺を持ってきたわ。食べたら正門で警備に当たってね。住職が私を寄越したの。今日はあの如夢が外に姿を見せるから、ちょっと見ておいてって」

「ああ、分かった」

「じゃあ、先に行くわ」

「ちょっと待って!」

李大柱はベッドから飛び降り、如香を抱きしめてキスを始めた。

めったにないチャンスに如香も嬉しそうに、...