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1496話

李大柱が限界に達しようとした瞬間、外から如香の大きな声が響いた。

「真智師太、体調が優れないとおっしゃっていたじゃありませんか。もう少し休まれては?」

如香は確かに扉の前で見張りをしていたものの、心は部屋の中にあった。男との交わりを妄想して一瞬ぼんやりしていたところ、真智が近づいていることに気づいた時には、すでに貯蔵室に戻って李大柱たちに知らせる余裕がなかった。大声で話すことで彼らに警告するしかなかったのだ。

如水はびっくりして体が強張り、その締め付けが李大柱を刺激してしまった。男はたちまち欲望を解き放ってしまった。

「如水はどこ?」外から真智の声が聞こえてきた。明らかにかなり近くまで来て...