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1384話

少年の羽の下で、少女は大きな安心感を覚えた。震えていた身体が緩み、続いて温かさに包まれる感覚が広がった。彼女は少年の体から絶え間なく伝わってくる熱を感じ、全身がぽかぽかと温まり、まるで温水に浸かっているようで、掛け布団さえも余計なものに思えた。

「軍お兄ちゃん、本当に優しいね」如雨は甘えた声で言った。

「もう怖くない?」譚軍は少女の顔に下から押しつぶされ、呼吸もままならなくなっていた。さらに厄介なことに、彼は血気盛んな若者で、ここ数日間如雨と親密になっていなかったため、ほとんど裸の二つの体がこれほど密着することで、彼のある部分が意志とは無関係にそっと変化し始めていた。

彼は心の中で、雷鳴...