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1318話

「大虎兄さん!」少女も感極まって叫んだ。涙で視界が滲んでいる。

震える二人の唇が近づき、ついに再び重なり合った。大虎は両手で陳潔の頬を包み込むように優しく唇を吸う。香ばしくて甘い、まるで二つの柔らかいキャンディのようで、口の中で溶けてしまいそうで怖いほどだ。

「んっ…んっ…」陳潔は小さな両手で男の首にしがみつき、甘い唇と柔らかな舌まで吸い寄せられていく。これは彼女が初めて積極的に異性と舌を絡ませ、初めて自分の舌を男性に吸われ、そして初めて本当の心を一人の男性に捧げた瞬間だった。彼女はようやく柳萍の言っていた「甘美さ」を理解した。この感覚は想像を超えて素晴らしいものだった。愛の火花が再び飛び...