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1239話

すぐに、真智の甘い吐息が口から漏れ始めた。

男は当然一つの体位だけでは満足できない。女にも自ら動いてもらいたい。そこで彼は草むらに斜めに横たわり、女を両脚の間に跨らせ、首に腕を回させて、向かい合ったまま交わりを続けた。

こうすれば女の顔に浮かぶ恥じらいながらも淫らな表情をいつでも愛でることができる。さらにいつでも唇を重ねられ、上も下も同時に動かせるのだから、この上ない快楽だ。

女は歓喜に身を震わせ、心と体の欲望を思う存分解き放っていた。

最後に男の熱い溶岩が女の花芯に注がれ、女は身体を震わせた。

「あなたとするのは、たまらないわ」女は満足げに男の胸に身を預けた。

「言うまでもないさ。俺は千人に...