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1219話

「だから、どうにも力が入らないんだよ」

宋梅の心は一気に冷え込んだ。結局のところ、見かけ倒しの役立たずだったのか。だからこそ奥さんに捨てられたのだろう。

「あらまあ、私の余ちゃん、どうしましょう?人家まだ宙ぶらりんで、上にも行けず下にも降りられず、たまらないわ。長いお付き合いを考えてたのに、あなたがそんな状態じゃ、人をやきもきさせるだけじゃない?」

余成龍はここぞとばかりに言った。

「おばさん、あなたが欲求不満なのは分かってたよ。実は方法があるんだ、あなたを満足させられる。ただ、嫌がらないかな」

宋梅は苦しみながらも、その言葉を聞いて尋ねた。

「あなたに力が入らないのに、どんな方法があるの...