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1188話

「まさにそこを考慮したんだ。俺たち数人は商売向きじゃない。ある友人がアドバイスをくれてな、警備会社を立ち上げろって。この会社なら俺たちの路線に合ってる。商品を売買するわけじゃないし、警備員を育成するなんて俺たちにとっては朝飯前だろ?」

大虎は目を輝かせた。「それはいいアイデアだ!俺たちが育てた奴らが劣るわけないよな?」

李大柱はさらに続けた。「ちょうどこの地域に経営不振の警備会社があって、引き継ぎ手を探してるんだ。それを譲り受ければ、手間が省けるし、友人が手続きとかも全部手伝ってくれる。一言で言えば、金さえ用意できれば、すぐに会社を動かせるんだ」

「おや、お前さんは準備万端だったんだな。...