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1159話

「如水は嬉しそうに言った。

「それならよかった。私たちはお寺で家族みたいなものだもの、仲良くしないと」

「大柱お兄さん、私、あなたのこと好き」如水は思わず口にした。

「好きだって?」男は驚いた様子だ。

「そうよ。私は田舎娘だから、遠回しな言い方なんてしないの。ストレートに言うのが好きなの。あなたのことが好きなの」

「はは、小娘、まだ子供じゃないか。愛なんて分かるのか?俺が言った仲良くってのは男女の愛じゃなくて、家族のような愛のことだぞ」

「もちろん分かってるわ。ほら、如烟と小軍お兄さんだって愛し合ってるじゃない。どうして私はダメなの?私、如烟より半歳も年上なのよ」

「じゃあ、いつから俺のことを...