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1143話

「大柱お兄さん、具体的にいつ頃になるか教えてくれないと。私たち、希望を持って待ちたいわ」と如花が言った。

「うん、今ようやく手配し始めたところだよ。ほら、いとこを寺に配置したのが第一歩なんだ。これで俺が寺を出るのも便利になるだろ?」

「それだけ?次の段階は?」

「次の段階も手配し始めてるよ。とにかく安心して、早ければ一ヶ月、遅くとも二ヶ月で迎えに行くから、どうだ?」

「それなら良いわ、私たち信じてるから」と如花は素直に男に微笑みかけた。

「せっかく今夜来てくれたんだし、話も解決したことだし、兄貴と楽しもうじゃないか?」李大柱は悪戯っぽい笑みを浮かべた。

二人の女性は顔を見合わせ、如...