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1096話

「あんた、刑務所から出たばかりでしょ?女を見たことないみたいな!」女は嫌悪感たっぷりの口調で言った。

「てっきり胸だけあって頭は空っぽかと思ったが、よく言い当てたな。ああ、俺は刑務所から出てきたばかりだ。久しく女に触れてないから、豚でも貂蝉に見えるってもんだ。そういや、お前は胸あるのか?まだ確かめてないんだが」

「この下劣な男!あんたは——」女は怒りで言葉につまり、急ブレーキを踏んだ。車が急停止し、彼女の後ろに座っていた李大柱は本能的に前のめりになり、両手がとっさに彼女の弾力のある胸に当たった。「おお、やっぱり胸だけあって頭空っぽじゃないか!」

「この変態!降りなさいよ!」女は悲鳴を上げ...