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963話

「私たちの恒陽県は農業県です。工業の発展は確かに喫緊の課題ですが、農業という根本を失ってはなりません」

雲朶は張県長から褒められ、得意げに高強に微笑みかけた。

高強は言った。「雲朶、この提案はお前が出したものだから、次の行程はお前が手配してくれ。取材対象もお前が決めていい」

雲朶は言った。「私を批判しないって言ったくせに、さっそく嫌がらせですか。でも、これくらいで私が困るわけないわ。本当に私が行程を決めていいの？」

張明は言った。「高主任がお前に権限を与えたんだ。この光栄な使命を担ってくれたまえ！私はお前を信じているよ！」

雲朶はとても興奮した様子で言った。「ちょうどいい人を知ってるわ。何斌と...