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933話

「この程学起はどうなんだ？信頼できるか？」と鐘越が尋ねた。

張明は程学起の状況について簡潔に説明し、「現在、公安系統で私が知っている人物の中では、彼が最も有能で最も信頼できる。今後、白松華と対峙するには、文の面では我々が担当し、武の面では彼の力に頼るしかない」と言った。

鐘越は「その采配はいい。古来より文を持つ者は必ず武の備えもあるものだ。残念なのは彼の地位が低すぎることだ。小さな派出所の所長では、その実力を十分に発揮できないだろう」と述べた。

張明は興奮した様子で「考えていることが一緒だ。程学起と白松華はかつて互角の関係だった。彼は公安局での評判も高いが、ずっと重用されてこなかった。さ...