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828話

「私の言い方が厳しすぎると思われるかもしれませんね。では、もう少し穏やかな言葉に言い換えましょう。私はこの幹部班は『無為』の班だと思います。張県長、今日のような発展のチャンスを掴むべき時代において、指導部が何もしないことは、腐敗よりも恐ろしいことなのです。一部の庶民からこんな言葉を耳にしました。『私たちは、実力があって実益をもたらす汚職官僚の方が、無能な清廉な官僚よりもましだ』と。少し過激な意見かもしれませんが、一理あることも確かです」

張明は目から鱗が落ちる思いだった。これはまさに耳にしたことのない斬新な視点だった。彼は微笑みながら言った。「興味深い意見だね。その理由を聞かせてくれないか」...