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823話

「自分の問題は自分で解決するべきだな!張明は若い幹部で、前途有望だ。彼に迷惑をかけないほうがいい。彼の仕事にも、イメージにも影響するからな」と彼は言った。

葫芦鎮への旅が始まった。

鄭重華が行けなくなったため、張明は陸基を同行させることにした。元々の予定では陸基が鄭重華の代わりを務めることになっていたので、今回はちょうど彼に慣れてもらう良い機会だった。その他には事務室主任の高強、副県長の左柏、宣伝部部長の馬小軍が同行した。

朝の七時半、二台の車が県都を出発した。馬小軍、陸基、張明は同じ車に乗っていた。

「葫芦鎮は恒陽西部の辺鄙な小さな町ですよ。今回の張県長の葫芦鎮訪問は、恒陽県西部開発の序...