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764話

彼は公安局で課長を務めているが、出勤することはなく、もっぱら老人の人脈を利用して商売をしている。

この賈潤涛は、二十歳までは賈嘉華の宝物であり、三十歳までは賈嘉華の心配の種、そして三十歳を過ぎてからは賈嘉華の災難となった。

主な原因は彼の薬物使用だった。薬物使用の後、密売にも関わり、抗争の中で人を殺してしまい、白松華に捕まってしまったのだ。賈嘉華はこの不肖の息子を見捨てるつもりだったが、妻の命がけの懇願に耐えられなかった。仕方なく、白松華に情状酌量を求めに行った。

白松華は承諾したが、一つの条件を出した。それは賈嘉華が今後彼の言いなりになることだった。さもなければ、賈潤涛の罪状を再び明る...