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645話

「こんな世の中って不公平すぎるよ!」

怒りに震えていると、張芬が中から出てきた。小李は急いで外に出て、声をかけた。「お嬢さん、こちらに来て座りませんか?」

張芬は小李を見て、艶やかに微笑みながら言った。「どうしたの?私を指名してくれるの?」

「そうだよ」と小李は答えた。彼はこの若い娘なら花定国のことをたくさん知っているだろうし、それに美人だから抱けば気持ちいいだろうと思った。遊びながら上司から与えられた任務も果たせるなら、一石二鳥というものだ。

張芬は先ほど二千元を稼いだばかりで、気分は上々だった。今日は営業せずに外で贅沢でもしようと思っていたが、イケメンの若い男が誘ってくるのを見て、金も色気...